ネット上での情報共有にもう疲れてしまった
こんにちは、わかつき(@tsubasa_waka)です。
2017年はフェイクニュースが話題になっていましたが、それに関して思っていたことがあります。
インターネット上での"単なる情報共有"は限界まで来てしまった
インターネット上で取り扱われる情報の限界量の話ではなく、いち人間が受けきれる情報量が限界にきてしまっている気がします。
紙の時代からインターネットの時代になり触れる情報量が増え、SNSの時代になり触れるだけでなく発信できる情報量が圧倒的に増えました。
組織のあり方や個人の生き方が良い意味で大きく変化した一方で、可処分時間の奪い合いが表面化してきています。
YouTuberの動画も細切れのテンポが良い動画増えたり、Facebook上での動画も最初の10秒でユーザーは飽きてしまっています。流行りのMusicallyなんか早送り動画が基本です。
少し前はSNS疲れが騒がれ、昨年はフェイクニュースが話題になり、単なる"事実の共有"はもう疲れた。なにが真実かわからないですし。
感情や感覚の共有へシフトしている
Facebook社は昨年、「コミュニティづくりを応援し、人と人がより身近になる世界を実現する」という新ミッションを発表しました。
「人と人との繋がりをサポートし、よりオープンで繋がった世界を実現する」というこれまでのミッションをさらに進化させ、「ただ繋げるのではなく、人と人がより身近になるような世界を実現することに注力する必要があります」と話しました。
引用:
また、企業ページの投稿より、友人の投稿を優先的に表示させるように、アルゴリズムを変化させつづけています。
単なる情報共有から、感情や感覚、熱狂の共有へとシフトしているように思えます。(これまでのFacebookは、友人の事実としての情報がただ共有されるだけだった、だからSNS疲れを生んだと思う)
Facebook社がライブ配信に力を入れているのも(Instagarmでストーリーズに力を入れているのもそう)、飾らない(編集されない)ありのままの姿を共有することに重きをおいて、その人の感情だったり感覚的なところ、情報の余白ぶぶんを人は楽しむようになっています。
同社がVRを次の注力領域にしているのも、デジタル上の感覚をハックすることの表れかと。
感覚的な"あれ""それ"の共有、スポーツやライブの一瞬の熱狂の共有。
要するに、リアルで体験していることがインターネット上(デジタル上)で最適化されて再現されてきていますよねと。
大学入学してはじめましての人と出会ったとき、会話の最初は出身や趣味のような"単なる情報の共有"からはじまり、慣れてきたらだんだん「あれ!いいよね!」「あの感じ素敵」みたいに感覚的に話すようになりますよね。
Facebookをはじめとするプラットフォーマーの動向をみていると、知り合いから友人にフェーズが変わるその時期な気がしています。
エモさの流行とか、まさにそうかと。
最後に
いまがちょうどいい移行期で、変革が多い時期になってきているなぁと思います。
情報共有による不便の解決から、感動共有による新しい価値の創出へ。
この辺もテーマにいろいろ見ていこうと思います。
フレスコボールの普及活動に復帰しました。
こんにちは、わかつき(@tsubasa_waka)です。
東京2020オリンピックまで1000日を切りました。2年半後に東京でオリンピックが開催されると思うと、もう間近な感じがしてなりません。
復帰
タイトル通りですが、このタイミングで(正確にはもう少し前ですが)、フレスコボールの普及活動に復帰しました。フレスコボールの普及に関わり始めたのが2015年のはじめで、離れたのが2016年のはじめなので、1年半ぶりの復帰でしょうか。
当時のブログを読むと、こんなことを思っていました。
僕がフレスコボールと出会ったのは、今年に入ってから。「2015年は仕事以外のプライベートでスポーツに携わるなんらかの活動がしたい」と考えていた僕は、1月中旬ごろにあったスポーツビジネス関係者の交流会に参加しました。
フレスコボールの普及についての考えを書いたよ!〜フレスコボール ジャパンオープン2015を終えて〜 - スポビズライフなブログ
社会人1年目の終わり、仕事以外に何かしたい、「今の生活に何か変化を起こしたい」と思い、そのタイミングでフレスコボールに出会い普及活動にジョイン。
1年弱普及活動を続け、離れて1年半。社会人の年次が上がり可処分所得が多少増え、「遊ぶこと」にもある程度時間を使い、飽きを感じたここ最近。(遊びという領域を突き詰めればまた違ったんだと思いますが、そこまで強いこだわりがなかった笑)
また自分の生活に変化をつけたくなりました。さらに、離れていた1年半でフレスコボールを熱く楽しむ人が増え、その盛り上がりをもっと加速させたいと思うようになり、フレスコボール普及活動に復帰させていただきました。
自分の人生を前に進めること。
これが最近の自分のテーマで、上述した今回の復帰理由は、2015年の「生活に変化をつけること」が理由だったころと比べると、本質的なところは少し異なります。このあたりは、またいずれ。
課題も可能性も盛りだくさん
以前よりスポーツコミュニティとして拡大してきたフレスコボールに復帰して感じたのは、直面している課題の多さ。それは可能性が広がっているところの裏返しでもあるということ。
整備しなければいけない制度、ビジネス観点の問題、グロースの戦略、ビジョンetc...
マイナースポーツらしく良い意味で未整備のことが多く、挑戦しがいがあると思ってます。スタートアップにジョインしたような。
ここ最近はフレスコボール=自己実現のプラットフォームだと思うようになりました。本業でできなかったりリスク面から躊躇してしまうことを挑戦できる場。要はサードプレイスで、プロボノ集団化だと思うんですが、それでよりよく回せる仕組みを作りたい。
今回はあんまり説明しすぎても面白くないと思いあえてぼやっと(というかぐちゃっと)書いていますが、もし挑戦に飢えてる人・生活に変化をつけたい人がいたら、一緒にチャンレジしましょう。
最後に
告知です。今年最後のフレスコボールのミニ大会が、11月18日(土)@三浦海岸にて開かれます。僕が関わる最初のイベントです。
「三浦海岸感」が思いっきり味わえるBBQもする予定です。よかったら遊びに来てください(友人向けの告知かもしれませんね)
それでは。
※空きっ腹+お酒=めちゃくちゃ記事ということがわかった
【大山訪問記】その地域の「暮らし」に触れる観光
こんにちは、わかつばです。
先週末、友人(まーしー)が移住して生活している鳥取県大山町にいってきました。二日目のカフェ巡りの様子は記事に書きました。ぜひ「ほっこり編」からお読みください笑。
友人まーしーについてはこちらを。
掲載していない写真を中心に、大山旅行を簡単にふりかえります。
写真でかんたんに旅行をふりかえり
初日土曜日、「DAISEN PARTY」が開かれた「まぶや」
DAISEN PARTYの様子はこちら。
縁側フォトスポットつくったけど誰一人写真撮ってなくて泣いた笑
「まぶや」にいたワンワンがかわいかった。
夕焼けがエモい。
DAISEN PARTYの料理が豪勢だった。
翌日はもろに台風が直撃。
朝ごはんは平沢牧場にて大丈夫ラーメンを食べてからの牧場でカラオケ。(何言ってるかわからないかもしれませんが、牧場にカラオケセットがあるんです。)
台風の暴風の中、カフェ巡り(冒頭の記事)。
雨の森もよかった。
冒頭記事のアフターインタビュー感ある写真。
この日(2日目)の夕食は、なんと大山在住の友達のご実家でいただきました。突撃隣の晩御飯がすぎた、これぞ究極の観光。ありがとうございました、ものすごく美味しかった(男連中で釜のご飯を空にしてしまった)
最終日3日目。
台風一過で清々しい青空だったので、鳥取砂丘へ突撃。鳥取5〜6回目にして、はじめての鳥取砂丘 笑。いままで「大山の暮らし」を楽しんでいて、全然観光してなかった。
CDのジャケットかよ!!と、かっこつけていますが、
この砂の壁を駆け上った僕は(1.5往復した)
猛烈な酸欠で30〜40分くたばっていました。
たそがれているように見えますが、ただただ気持ち悪いだけです。
はじめて鳥取砂丘きた人あるある(砂の上ではしゃぐ)をハイレベルでこなしてしまった結果、高校時代の冬期練習を彷彿とさせる酸欠に陥りました。もちろん翌日は猛烈な筋肉痛。
こんな感じの大山訪問記でした。(鳥取砂丘の写真は、大山の友人ひろぽん撮影。)
僕の観光スタイルは、その地域の「暮らし」に触れること
さてさて、今回の大山旅行では、観光地らしい観光地は鳥取砂丘しか言っていません。こと大山に限ってはいつもそうで、ほとんど観光地を巡らない旅行をしています。
昨年札幌に行った際も現地にいる友人と飲みまわって終わりましたし、博多や神戸、京都に行った際も友人と飲んだりだらだら過ごしたりすることが多いです。
何しに旅行にいっているの?とよく聞かれますが(大山に関しては、ホントによく聞かれます)
「友人に会いに行っています」と答えていますが、本質はその地域の日常を体験しに行くことにあります。その地域のふだんの暮らしに触れること、そこに楽しさを感じています。
Airbnbのキャッチコピーである「暮らすように旅しよう」をもっと進めた感じ。
もちろん観光名所を巡ることもありますが(京都は寺社仏閣巡りが好き。そういう意味では昔の暮らしに触れているんだけども)、現地のふだんの暮らしをすることで、通っているうちにその地域が新たなホームになるような感じがするんですよね。
そもそも、観光名所やアクティビティという消費的体験を求めに行くのか、暮らしという没入的体験を求めにいくのか、目的が違うような気がするんですよね。
僕の旅行スタイルは後者の没入的体験を得ること。
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てこの記事を2週間弱下書きのまま寝かせていたところ、まーしーがまさに没入的体験を得られる新しい観光プログラムをはじめました。
農業体験ではなく、農家の生活体験。農家の日常に溶け込むプログラムとのこと。
観光のひとつのゴールを移住とするのであれば、その地域の暮らしを体験した方が良い。
以前以下のような記事を書きましたが、複数回その地域にいくと親近感を感じます。
その延長線上にあるのが「暮らし」に触れる観光なのではないかなと思いました。
最後に
ただ観光名所を巡るだけの観光は、テレビやSNSで追体験できたりします。一方で「暮らし」に触れる観光は、その地域に何かしらの文脈がないと難しいと思いますし、だからこそ価値が高い観光体験なのではないのかなぁと思いました。
それでは。
【ドキドキ編】雨が降ったらでかけよう。大山まったりカフェタイム
こんにちは、わかつばです。
9月18日10:00現在、僕は鳥取県大山町にいます。
台風の猛威に立ち向かうかのように、この連休中は西に向かい過ごしています。
僕の友人や知人はご存知かもしれませんが、大山町には大学時代の友人であるまーしーが移住し色々と活動しています。
たまに休みの日には大山町に遊びに行っていて、これまで5回ほど来ました。いつも特に目的を決めずに大山町には来ていて、今回もDAISEN PARTY @まぶやに参加するくらいしか特に予定は決めず、まさに"行き当たりバッチリ"な大山訪問記になっています。
さて、冒頭にも書いたように今回は思いっきり台風がぶち当たるすさまじいタイミング。今日は台風一過で快晴ですが、昨日はなかなかの風と雨でした。
さすがに外でのアクティビティは不可能なので、せっかくの雨の大山町ということで、カフェをめぐってきました。その様子をお伝えします。
雨の日は、カフェに行こう。
ログハウスカフェ 和香乃里
車で一走り。森のなかに。
1軒目に伺ったのは、素敵なログハウス。和香乃里。
完全予約制のカフェとのこと。
扉を開けて中に入ると、かわいいインテリアやおきものが目に入る。
写真家の方の写真が飾ってあったり。
さっそく注文しよう。今回は玄米珈琲を注文。玄米のコーヒーなんて初めてかも。
コーヒーを待つ間、改めて店内を見てみると、
たくさんの花が飾られている。
木と花の香りが心地よくて、なんだか心安らぐ。
店内にはきれいなバラがたくさんあって、
まじまじと見てしまう。
とってもいい香り。
では、玄米珈琲をいただきましょう。
これは...!
おいしい...っ!
玄米茶とコーヒーの中間のような、とてもすっきりして優しい味がする。
サービスで梨もいただきました。
甘くてとてもおいしい。
最後に甘酒もいただいた。ありがとうございます。
いただきます。
甘くてとても飲みやすい。ついついぐいっと。
和香乃里は、心安らぐ素敵な空間でした。
今年いっぱいでお店を閉じてしまうとの。年内に大山町に来る機会があったら、また訪れてみよう。
森の中のスープ屋さん cinemaValley
つづいて向かったのは大山町にあるペンション村。
その一角にあるスープ屋さん、cinemaValley(シネマバレー)に伺った。
ペンション群の中にあるということもあり、別荘気分を味わえるような雰囲気。今回はあいにくの雨で残念だったけど、晴れていれば外席も気持ち良さそうだ。
店内にはかわいい小物が多い。
オススメのカップスープを注文。
スープのいい匂いがただよってくる。
食欲をそそられる匂い。待ちきれない...っ!
こちらがカップスープ。色鮮鮮やかな具だくさんスープ。
さきほど雨で残念と思ったけど、
雨に濡れる森の姿と樹の葉におちる雫の音が、優雅な気分にさせてくれる。雨だからこそ楽しめる雰囲気。雨でよかった。
せっかくなので窓際の席でいただくことにした。
カップスープを食べる姿が絵になる。
身体があたたまる優しい味がする。とても美味しい。
雨の森は不思議なもので、
どこか憂いを帯びたオトナな気分になる。
ゆっくりとだけど、早く感じる。
すごく贅沢な時間をすごした気がする。
最後に
いかがでしたでしょうか。
晴れの大山もアクティビティやきれいな景色にと楽しめますが、雨の日の大山も贅沢な時間をすごせて素敵ですよ。
まったく同じ文章で画像だけ差し替えた、
もお楽しみください。
まーしーをはじめ、みなさんありがとう!
それでは!
【ほっこり編】雨が降ったらでかけよう。大山まったりカフェタイム
こんにちは、わかつばです。
9月18日10:00現在、僕は鳥取県大山町にいます。
台風の猛威に立ち向かうかのように、この連休中は西に向かい過ごしています。
僕の友人や知人はご存知かもしれませんが、大山町には大学時代の友人であるまーしーが移住し色々と活動しています。
たまに休みの日には大山町に遊びに行っていて、これまで5回ほど来ました。いつも特に目的を決めずに大山町には来ていて、今回もDAISEN PARTY @まぶやに参加するくらいしか特に予定は決めず、まさに"行き当たりバッチリ"な大山訪問記になっています。
さて、冒頭にも書いたように今回は思いっきり台風がぶち当たるすさまじいタイミング。今日は台風一過で快晴ですが、昨日はなかなかの風と雨でした。
さすがに外でのアクティビティは不可能なので、せっかくの雨の大山町ということで、カフェをめぐってきました。その様子をお伝えします。
雨の日は、カフェに行こう。
ログハウスカフェ 和香乃里
車で一走り。森のなかに。
1軒目に伺ったのは、素敵なログハウス。和香乃里。
完全予約制のカフェとのこと。
扉を開けて中に入ると、かわいいインテリアやおきものが目に入る。
写真家の方の写真が飾ってあったり。
さっそく注文しよう。今回は玄米珈琲を注文。玄米のコーヒーなんて初めてかも。
コーヒーを待つ間、改めて店内を見てみると、
たくさんの花が飾られている。
木と花の香りが心地よくて、なんだか心安らぐ。
店内にはきれいなバラがたくさんあって、
まじまじと見てしまう。
とってもいい香り。
では、玄米珈琲をいただきましょう。
これは...!
おいしい...っ!
玄米茶とコーヒーの中間のような、とてもすっきりして優しい味がする。
サービスで梨もいただきました。
甘くてとてもおいしい。
最後に甘酒もいただいた。ありがとうございます。
いただきます。
甘くてとても飲みやすい。ついついぐいっと。
和香乃里は、心安らぐ素敵な空間でした。
今年いっぱいでお店を閉じてしまうとの。年内に大山町に来る機会があったら、また訪れてみよう。
森の中のスープ屋さん cinemaValley
つづいて向かったのは大山町にあるペンション村。
その一角にあるスープ屋さん、cinemaValley(シネマバレー)に伺った。
ペンション群の中にあるということもあり、別荘気分を味わえるような雰囲気。今回はあいにくの雨で残念だったけど、晴れていれば外席も気持ち良さそうだ。
店内にはかわいい小物が多い。
オススメのカップスープを注文。
スープのいい匂いがただよってくる。
食欲をそそられる匂い。待ちきれない...っ!
こちらがカップスープ。色鮮鮮やかな具だくさんスープ。
さきほど雨で残念と思ったけど、
雨に濡れる森の姿と樹の葉におちる雫の音が、優雅な気分にさせてくれる。雨だからこそ楽しめる雰囲気。雨でよかった。
せっかくなので窓際の席でいただくことにした。
カップスープを食べる姿が絵になる。
身体があたたまる優しい味がする。とても美味しい。
雨の森は不思議なもので、
どこか憂いを帯びたオトナな気分になる。
ゆっくりとだけど、早く感じる。
すごく贅沢な時間をすごした気がする。
最後に
いかがでしたでしょうか。
晴れの大山もアクティビティやきれいな景色にと楽しめますが、雨の日の大山も贅沢な時間をすごせて素敵ですよ。
まったく同じ文章で画像だけ差し替えた、
もお楽しみください。
まーしーをはじめ、みなさんありがとう!
それでは!
外野からフレスコボールジャパンオープン2017を見て感じたこと
フレスコボールジャパンオープン2017が終わり、僕のニュースフィードでは友人の振り返り投稿を多く見かけています。
そのどれもが熱くて、胸にくるものがある(歳のせいか、最近感動しやすくなった気がする笑)
協会公式Facebookページより
協会の人(僕の友人)のブログ
自分が普及に濃く関わっていた時期の、2年前の第一回大会、フレスコボールジャパンオープン2015。そのころから比べると今のフレスコボール界隈は大きく様変わりして、熱くて濃ゆくなった気がする。
(当時の記事は、本稿末にリンクしておきます)
三浦海岸に移住する直前の写真@三浦海岸
2015年大会は、全く無の状態からの第一回大会で、大会が無事に、何より楽しくゆるふわでピースフルに終えられ、たくさんの人が繋がったような感動を覚えた。
いや、たくさんの人が繋がることで新しい文化がうまれた、そんな気がした。
普及から離れた2016年大会は、イベントとしての完成度の高さに驚き、運営側の汗を強く感じた。前年まで一緒に普及活動をしていた仲間が奮闘して支える姿に感動した。
フレスコボール自体から離れた2017年大会は、競技性が大きく高まっていたことに本当に驚いた。参加者の競技にかける情熱がこれまでとは段違いに大きく、過去2回の大会以上に、嬉し涙や悔し涙から伝わるものがあったと思う。
大会自体も(自分が役割として担ってきた)「ゆるふわ」から、鋭くて良い意味でピリピリする雰囲気だった。
こうして3年の流れを順を追ってみてみると、人が繋がることで0から1が生まれ、イベントとして成長し、競技として成熟したように感じる。
それに応じて関わる人も大きく様変わりしていて、フレスコボールの成長による変化なんだという嬉しさもあり、初期に関わってきた人間としてはどこか寂しさも覚えた。
もちろん、課題もある。
それは整理して関係者に伝えているし、ここでは語らない。彼らが落ち着いてから、じっくりディスカッションすればいい。
最後にフレスコボールジャパンオープン2017を見ていちばん強く感じたことを書こうと思う。
シンプルに、「羨ましさ」だ。
ジャパンオープンという大きな目標に向かって日々努力し、本番で全力を尽くし、涙する姿がとてもかっこいいのだ。
競技そのものに取り組む姿勢だけではない。大会運営に奮闘する姿もまた、とてもかっこいい(昨年の大会では、無事運営が終わって涙したという友人の姿に心を強く打たれている)。
以前別の記事に書いたが、大人になってから泣くほど情熱をいれて何かに取り組むことが出来る人は、そう多くない。
ぼく自身がそうだから、いい歳した大のオトナが子どものようにはしゃいで顔を崩して泣きじゃくる姿が、とても美しく見える。
子どものように純粋に楽しんでいる姿が、とても羨ましい。
様々なしがらみの中で大人として行きていかなければならない社会で、純粋な子どもに戻ることができるフレスコボール、ひいてはスポーツの素晴らしさを改めて感じることができた。
以上が、僕が外野からフレスコボールジャパンオープン2017を見て感じたことだ。
関連記事
#高校野球ダンスコンテスト、それ ちょっとむずくない?
こんにちは、わかつき(@tsubasa_waka)です。
高校野球の夏の祭典、甲子園がいよいよ開幕しましたね。
ホントは昨日の開幕でしたが、台風で雨天順延。
天候はコントロールできないのが屋外スポーツイベントの難しいところですよね。
そんな高校野球の祭典、夏の甲子園(全国高等学校野球選手権大会)を主催している朝日新聞社、数年前から「バーチャル高校野球」を提供しています。
試合情報・ニュースをテキストや動画で配信したり、全試合をライブ中継したり、高校野球好きの芸能人を起用したコンテンツをつくったりと、甲子園を観戦以外でも楽しめるようになっています。
名選手や名勝負の紹介は度のスポーツでも人気ですよね。
バーチャル高校野球はFacebookやTwitterのアカウントを持っていて、しっかりと運用されています。
甲子園ベストゲーム47、トータルテンボスの藤田さん投票してみました。出身地である静岡から選んだ試合は…。https://t.co/k3k8lYLWbb #高校野球 #甲子園ベストゲーム47 pic.twitter.com/NEMTOrF8lz
— バーチャル高校野球 (@asahi_koshien) 2017年8月7日
インスタはかっこいい写真が多いですね!
さて。
こちらのバーチャル高校野球、「応援だって、戦いだ」と銘打って行っている企画があるので紹介します。
盛り上げるのは球児だけじゃない!高校野球ダンスコンテスト。
それがこちら、高校野球ダンスコンテスト。
WEB動画も本格的。
概要文から引用します。
高校野球を盛り上げるのは球児だけじゃない!
大会歌「栄冠は君に輝く」の応援ダンスを踊った動画を、
YoutubeにアップしてTwitterに投稿!!
完全コピーでも、アレンジでも、うまくなくてもOK。
夏の甲子園をさらに盛り上げる、アツいダンスをお待ちしています!
Fit'sやポカリのキャンペーンでおなじみの、SNSで盛り上がりやすいダンスコンテストです。リップシンクや双子ダンスなど、昨今のSNSで人気コンテンツのひとつですね。
直近だと、森永の友チョコ方程式が印象に残っています。
真似しやすいダンス、耳残りしてリピートしたくなる軽快な曲、そしてカワイイりかりこちゃん。スマホで撮ったようなあえて粗い画質も、親近感を感じさせます。
話を高校野球ダンスコンテストに戻します。
「高校野球を盛り上げるのは球児だけじゃない!」と書き、甲子園に出場しない人、それも高校球児じゃない人も応援ダンスで「もうひとつの甲子園」として盛り上げようというこの企画。
高校時代に陸上でインターハイにいけなくて友達を応援した経験がある僕としては、とても素敵な企画だと思っています。
とても素晴らしい企画だという想いがすごく強い半面、企画の設計部分に強く疑問を感じてしまいます。。。
それ、間に合うの...?
改めて高校野球ダンスコンテストの応募条件をみると
①指定曲の指定ダンスを踊ってYouTubeにアップする
②公式Twitterをフォローして、YouTubeのURLをハッシュタグつきでツイートする
と、ぱっと見るとシンプルですが、これがけっこう難儀に思えます。。。自分たちのダンスを公の場にみせるわけですしね。
まず、ダンスがむずかしい!
これが指定曲である大会歌「栄冠は君に輝く」の応援ダンスの解説動画です。
け、けっこう難しくないですか...?
チアリーディングやダンスをやっている高校生ならまだしも、もし一般の高校生や野球部の部員を対象にしているなら、かなりの練習が必要になるんじゃないかなと思います。
ダンス、むずい。
応募期間が短すぎる
これだけ難しいダンス、練習時間もそれなりに必要だと思います。
それに対して応募期間が2017年8月4日(金)~13日(日)と1週間ほどしかありません...!
けっこうハード。
リリースが先に出ていますが、それでも7月25日なので2〜3週間ほどしかありません。
プロモーション動画を見ると数十人で踊っていますし、解説動画では6人で踊っています。
個々人の振り付け練習に加え、全体での合わせ練習も必要です。
どんなにダンスが上手でも、撮影も考えるとさすがにこの準備期間は短すぎるんじゃないかなと思います。
賞が、合っていない...。
この企画の賞品は、
・ホームラン賞:ワイヤレススピーカーその1を2個セットを1名
・ストライク賞:ワイヤレススピーカーその2を2個セットを1名
・盗塁賞:ヘッドセット(イヤホン)を2個セットを1名
です。
プロモーション動画を見ると数十人で踊っていて、解説動画では6人で踊っています。応募するユーザーとしてはそれを真似して応募するわけですから、単純に賞品の総量が見合っていません。
副賞として甲子園決勝のモニターでダンス動画が流れるかもしれないというのは応募モチベーションになりえますが、
短期間で難しいダンスをみんなで練習して、撮影して、投稿して、ツイートして応募というステップを考えると、賞品としては見合っていないのかなと思います。
賞品それ自体が悪いと言っているわけではありません。応募キャンペーンの設計として、バランスがあっていないということです。
事実、応募開始から4日たった8月8日現在、#高校野球ダンスコンテストをTwitterで検索しても、応募ツイートはほとんど見当たりません。
先日もアディダス×日本陸連のSNSキャンペーンについて書きましたが、
・ターゲット
・参加ハードル(条件、期間)
・参加モチベーションコントロール(賞品、副賞)
のバランスがしっかりと取れていないと、なかなかうまくいくのは難しいです。
「応援だって、戦いだ。」「もうひとつの戦い」といったコンセプトは本当に素敵だと思う反面、もったいないなぁと思います。
正直に言うと、誰になにをさせたいんだろうと、と思います。
ダンス部に甲子園に関わってほしいの?
野球好きの人に踊ってほしいの?
SNSでバズをうみたいの?
第100回甲子園では「#高校野球応援ダンス甲子園」を開催して欲しい
とはいえ、「もうひとつの甲子園」というコンセプトは本当に素晴らしいと思います。
個人的に声を大にして言いたいのは、なぜ指定曲・指定ダンスのコンテストにしてしまったのか...各校の応援合戦でいいじゃないか!と。
新しいダンスを覚えるより、時間をかけて練習した応援でエントリーしたいじゃないですか。
高校野球のスタンドの応援は、定番の応援歌から流行りの曲など幅が広く、吹奏楽部の生演奏や太鼓もあったりと迫力があります。
加えて、各校オリジナルのダンス・応援の振りをもっていて、個性的でみていて面白いです。チアも華やか。
結構SNSでも話題になっていたりしますよね。
「高校野球 応援 かっこいい」「高校野球 応援 面白い」など調べると、たっくさん魅力的な応援がでてきます。
なにより一生懸命で伝わってくるものがあります。
吹奏楽部やチアの本格的な応援はもちろん、ベンチ入りできなかったメンバーが声をからして一生懸命応援する姿は胸を打ちます。
学校ごとに個性があって、しかもめっちゃくちゃ熱いオリジナルの応援で、コンテストをやればいいじゃない。「#高校野球応援ダンス甲子園」
地区大会で負けても、甲子園本番で負けてしまっても、もうひとつの甲子園がある。
入選した学校は甲子園のフィールドに立ってパフォーマンスできたら素敵じゃないですか。
スタンドでしっかり応援できるまで長い時間かけて練習したと思いますし、発表の場があってもいいのではないか。吹奏楽部やチア部の新しい発表の場があってもいいのではないか。
何より、「人を応援する」という見る人をポジティブにさせるコンテンツを、もっと広めてもいいのではないか。
来年の甲子園は第100回の記念大会。
ぜひもうひとつの甲子園、「#高校野球応援ダンス甲子園」をみてみたいなぁ。
最後に
勝手に書いてきましたが、僕も企画設計側に立つことがあるので、時間やリソースがない中で決めたり、制限が多い中でやりきらねばならぬ難しさ、歯がゆさはわかっているつもりです。(楽曲が関わると権利関係が大変ですし)
それを乗り越えて、よりよいスポーツの企画が生まれてほしいなと思います。
それでは。