脳科学的「キョウフ」の克服法
こんにちは、わかつき(@tsubasa_waka)です。
DODAが運営するメディア、「"未来を変える"プロジェクト」の「脳神経科学が解き明かす感情と行動と成果の秘訣」という記事を読みました。
ロジカルシンキングなどビジネスシーンでは論理が重要視されてきた中で、「感情」が脳科学者によって分析され、「感情」を仕事に活かす術を論じています。
「人生前向きに考えた方がいいよ!」的なことはよく自己啓発本に書いてありますが、こういったことが科学的に説明されるような感じです。
チャレンジしたくてもできないもどかしさ
上記記事の前半では、脳科学の基礎知識について説明されています。その要約を引用します。
・人の「行動」「学習」は、「感情」によって大きく左右されている ・刺激に対して発生する最初の感情「キョウフ」が大きいと、人は回避してしまう ・予測と大きくかけ離れた「刺激」を得るほど、ドーパミンが放出され「行動」と「学習」が引き起こされる可能性が高まる ・「長期記憶」と「感情記憶」のセットをどのように持っているかによって、感情の発露は大きく左右される
引用:https://mirai.doda.jp/theme/neuroscience/emotion/
最初の感情で「キョウフ」が大きいと行動を回避してしまうイメージは湧きやすいですよね。好きな人への告白を躊躇してしまうのもこれでしょう笑。
「キョウフ」については、以下のようにも書かれています。
そしてもう一つ重要なのが、人は概して「新しい情報」に触れる場合、「キョウフ」が生じやすいという点です。基本的に、新しく何かに取り組むということ自体、脳が新しいエネルギーを使う必要があり、取り組みそのものに危険が潜んでいる可能性があります。
引用:https://mirai.doda.jp/theme/neuroscience/emotion/
人は新しい情報に触れるとき、つまり新しいことにチャレンジする際には「キョウフ」が生じやすい。新しいことは予測がしにくいことでもありますよね。
一方で当初の予測とかけ離れた結果(刺激)を得られると、次の「行動」も促進される+「学習」も深くなるそう。
ドーパミンを感じて「学習」とさらなる「行動」を得るためには新しいことにチャレンジするのが効果的で、ただそこには「キョウフ」を感じることが多い。チャレンジしたくてもできないジレンマですね。
ということは、「キョウフ」を取り除くことができればいいわけですよね。
大きな「キョウフ」を克服するために小さな「キョウフ」を克服し続ける
もちろん精神論ではありません。
もう一つ押さえておくべき点として、「刺激」そのものには大きく分けて、「外刺激」と「内刺激」の2種類があり、このうち「内刺激」については自分の過去の長期記憶が大いに関係するという内容があります。 「内刺激」というのは、何かのきっかけにより、自分が過去に持っている記憶そのものが刺激を生み出すことを指します。 例えば、ふとした場面で仲間外れにされている子どもを見て、自分自身が小さいころにいじめられたことを思い出し、そこからさまざまな気持ちが沸き起こるというのは「内刺激」となります。
ある事象に関して「それが良い体験につながった」という感情をセットで持っていることは、大きな財産となっていきます。
引用:https://mirai.doda.jp/theme/neuroscience/emotion/
「内刺激」がプラスに働くのは成功体験、マイナスに働くのはトラウマです。
つまり新しいことにチャレンジする前に、
・似たようなことの成功体験
・もっと難易度が高いことの成功体験
なんかがあれば「キョウフ」を感じなくなりそうですよね。
ですが、単体の成功体験で考えてしまうと、似たような成功体験を得るにも、同じレベルの「キョウフ」を乗り越えないと得られませんと思います。それではこの話における本質的な解決策にはならない。「気合が足らない」と言っているようなものです。もっと難易度が高いことの成功体験なんてもってのほか。
もっと小さな小さな成功体験を数多く経験することが重要なのではないでしょうか。
「キョウフ」が小さい新しい挑戦をして、小さな成功体験を得る。次はちょっとだけ「キョウフ」レベルが高い挑戦をして、成功体験を得る。その繰り返し。
数をこなすことでレベル感の縦幅だけでなく、バリエーションの意味の横幅も広がって来ると思うんです。
日常の小さなことでいいから、新しいことにチャレンジしてみる。
仮説をもって取り組んで、結果が出たら反省して改善する。その繰り返し。
最後に
ここ最近のテーマが一回の経験を濃ゆくすることだったりしたこともあり、びびびっとなった記事でした。
それでは今日はこの辺で。
それでは!