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東京オリンピックをきっかけに三浦市はスポーツビジネスのシリコンバレーになれる

 

かもしれません!こんにちは、わかつき(@tsubasa_waka)です。

 

今日で11月も終わり、秋から冬へ移り変わるような感覚を持ちます。秋といえばスポーツの秋ですが、先日スポーツ庁が「スタジアム・アリーナ改革指針」を策定したとのニュースを見ました。

 

詳細は記事を見ていただきたいのですが、ざっくりいうとスタジアムやアリーナをより有効に活用して、地域のシンボルとしてまちづくりの中心としていこうというもの。

2020年東京オリンピックを見据え、政府がスポーツの成長産業化を重要視することを閣議決定したことを受けて策定されたとのことです。

 

 

東京オリンピック開催に伴い新スタジアムや選手村など様々な施設や設備が建てられることになります。そこで重要なのが「オリンピック・レガシー」です。

 

 

オリンピック・レガシーはハードだけでなくソフトもある

まずオリンピック・レガシーの概念から。

三菱総研によると、

オリンピックの開催が決まると、開催予定都市において各種の施設やインフラの整備、スポーツ振興等が図られます。これによって生活の利便性が高まるなど人々の暮らしにさまざまな影響が出ます。こうしたオリンピック開催を契機として社会に生み出される持続的な効果がオリンピック・レガシーです。

引用:http://www.mri.co.jp/opinion/legacy/pdf/olympic-legacy.pdf

 

とのこと。IOCが挙げるオリンピックレガシーはスポーツ、社会、環境、都市、経済の5分野。また①ポジティブorネガティブ、②有形or無形、③計画したものor偶発的なものの3軸があるとしています。

 

2020年東京オリンピックにおけるレガシーを残すためのアクションを推進していくために、東京2020大会組織委員会は下記のように方針を決めています。

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引用:https://tokyo2020.jp/jp/games/legacy/

 

 

三菱総研の資料にも書かれていますが、やはり「オリンピックで残るもの」と聞くとどうしてもオリンピックスタジアムや選手村といったハード面が思い浮かびがちですが、実はソフト面も非常に多いんですね。

 

東京2020大会組織委員会のサイトの資料から、「文化・教育」「経済・テクノロジー」をご紹介。

 

 

一見スポーツと無関係なレガシーも

文化・教育

2016年7月14日に行われた文化・教育委員会資料から引用します。

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引用:文化・教育委員会資料

 

文化・教育それぞれで残すべきレガシーを3〜4つ項目に整理し、その上で具体的なアクション例が載っています。両方ともソフト面のレガシーが多く、具体的なアクション例をみるとスポーツ領域以外も多く記載されています。

伝統芸能と最先端技術やポップカルチャーを融合させた新たな芸術表現の創造」なんかはスポーツとほとんど関係ありませんよね笑。ただ個人的にはとてもワクワクするような領域です。

 

また、5分野すべてのアクション一覧が詳細に記載されている別資料をみると、「文化・教育」の「次世代育成と新たな文化芸術の創造」の項目では、

・日本版SXSW(サウスバイサウスウェスト)などの取り組みの応援 ・最先端技術と芸術文化の融合 -テクノロジーとアートを融合させたコンペティションの実施

といったアクションがあげられています。

 

SXSWは毎年3月にアメリカで開催される音楽祭や映画祭、ビジネスプランや新テクノロジーコンテストを合わせたイベントで、毎年大きな注目が集まります。インターネットやIT領域に携わる人は、スタートアップの祭典のようなイメージもあるかもしれませんね。

その日本版を目指す取り組みも注力するなんて、アツくないですか?笑

 

経済・テクノロジー

2016年7月15日に行われた経済・テクノロジー委員会の資料から引用します。

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引用:経済・テクノロジー委員会資料

 

ここで注目したいコンセプトは、「感動の共有」です。

課題欄に最先端の映像伝達技術を駆使した魅力ある演出やスポーツとICTの融合などの課題が記載されています。「文化・教育」同様にアクション一覧の別資料をみると、下記のような具体的なアクションがあります。

・ヴァーチャル・リアリティによる臨場感体験 ・小型無人機等の活用に寄る多様視点映像の提供 ・スポーツウェアラブルの活用による効果的なトレーニング

 

このあたりは思いっきりスポーテックな感じですね!めちゃくちゃワクワクします。スポーツ×VRは下記の僕の記事やFacebookページをご参考ください。

参考:「狩りにいこうぜ!」のノリでフィットネスジムに通う日がくるかもしれない

参考:Facebookページ「Sports VR Lab

 

簡単なご紹介になりますが、「文化・教育」分野ではカルチャー的なムーブメントやスタートアップコンテストのようなイベントの促進もみられますし、「経済・テクノロジー」分野では最新のスポーツテックの提案がみられました。

他にも「街づくり・持続可能性」分野もありますし、単純に組み合わせて考えると「三浦市をスポーテックのシリコンバレーにする」なんてこともできるかもしれないんです笑。

 

三浦市をスポーテックのシリコンバレー

5分野を組み合わせて考えたとは言え、パッと聞くと突拍子もなさすぎる妄想に聞こえるので、もう少し考えを整理します。なぜ三浦市で、なのか。

 

まず単純に僕が住んでいるから三浦ありきで考えていますが。

東京から約1.5時間とほど近い三浦は東京とビジネスをする上でそこまで苦はない距離感ですし(実際毎日僕は通勤していますし)、2020年東京オリンピック時には外国人観光客の宿泊地になりうるポテンシャルもあります。

 

実際、日本の玄関口のひとつである羽田空港から三浦までの導線をもっている京急も、東京オリンピックを視野に入れ「都市近郊リゾート三浦の創生」を重点戦略に置いています。

 

また、NTTは東北楽天イーグルスにVRトレーニングシステムを提供していますが、VR研究をしている施設のひとつは横須賀にある横須賀研究開発センタなんです。最寄り駅は超絶特徴的な名前のYRP野比駅で、僕が住む三浦海岸駅から3駅です。ほぼ三浦市

 

このように、オリンピック・レガシーの観点と三浦市をとりまく環境から考えると、三浦市をスポーテックのシリコンバレーにするなんてことも夢として持てそうじゃないですか?笑

物件の家賃も安いですし(僕の家は2LDKで6万)、シェアオフィスとか作っても...笑

 

最後に

今回は、オリンピック・レガシーの紹介から、三浦市をスポーツテックのシリコンバレーに!なんてアイデアを書きました。仮に実現に向けて動こうとしたら課題もツッコミどころも満載ですね笑。

 

ちなみに個人的な目標は、「三浦から出ずに東京オリンピックをスタジアム観戦する」ことです。VR観戦なら、できますよね!

 

 

それでは!