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お笑い「M-1」のVR視聴から考える視聴者側の変化

 

こんにちは、わかつき(@tsubasa_waka)です。

 

ちょっとここ数日体調がよろしくないです。みなさんもお気をつけて。

 

さて、今日流れてきたVR関連の面白い記事が流れてきました。「VRで「M-1」を審査員席から見てみた」。内容はM-1をスタジオではなく全くの別室で、VRを使って現場で直接見ているように楽しむというものです。

そこから感じた映像配信に配信側と視聴者側の関係性の変化について

 

 

「ソーシャル」で「インタラクティブ」な体験は十分楽しめる

さて、M-1をどのようにVRで楽しむのか、引用して紹介します。

 

実験では最大3人が同じ部屋に入り、視聴者の身体性、つまり体の動きや表情などを専用のアバターに反映させたり、音声でのやり取りもできるというのだ。自分一人だけでM-1を見るのではなく、最大3人が同じ空間にいるかのような状態で笑い合ったり、ネタの感想を言い合ったりもできるということになる。
体験者は会場内のVIPルームのような設定で、インテリアも揃っている「部屋」に置かれたソファに座り、他の人たちと並んでその映像を眺める仕組み。顔の向きを変えると、ソファで横に座っているアバター(=参加者)の方を見ることができ、話しかけることもできる。

引用:VRで「M-1」を審査員席から見てみた

 

 

単にVR空間内でM-1の現場にいるような臨場感がある映像を楽しむだけでなく、同じ空間内にいるアバター(他人)と会話することができています。

この時点でこのVR体験が、単にモニターで視聴を楽しむ延長なのではなく、「ソーシャル」で「インタラクティブ」、つまりコミュニケーションの付加価値がついた体験になっています

 

 

視線と視点の自由化が映像配信に変革をもたらすか

そしてもう一つ面白いのが、視聴できる席(視点)が1つだけでなく、

①少し離れた2階席 ②実際の観覧者と同じ1階席 ③審査員のように横から間近で出演者を観られる席

の3つを自由に選んだり切り替えたりできるということ。

 

テレビで視聴するときを想像するとわかりますが、テレビで流される映像は編集されておりこちらで自由に視線を動かすことも視点を切り替えることもできません。ほとんど受動的な状態です

これが1つ進んでVR体験として360度動画で視聴すると、1つの流れてくる映像に対して視線を自由に動かすことができます。それでも1つの映像の枠は超えず、視点は切り替えられません。

 

今回はM-1の映像をVR空間内で見るというものでM-1の現場を360度動画で見るのとは違うかと思いますが、VR空間内で視線が動かせる上に、視点が3つ提供されており気分や好みによって変えることができます

 

これまで映像配信については、配信側と視聴側は一方通行な関係性でしたが、視聴者側の「視線」と「視点」が少しずつ自由になってきて、インタラクティブな関係性に変化してきています

 

 

かつて、一方的だった情報発信がソーシャルメディアの出現でインタラクティブな関係性になり、コミュニケーションや生活の在り方が大きく変わりましたが、映像配信でも似たような変革が起こるかもしれませんね。

最後に

本当はVRによるスポーツ観戦の話にしようかと思いました、書いているうちに思いの外面白いポイントに気がついたので、路線変更しました。

 

それでは!