NextVRのさらなる進化に期待しよう
先日からスポーツVRに関して何本か書いてきましたが、一昨日のSportTechieはNextVRに言及した記事が出されていました。
NextVRは早くからトップスポーツのVR中継を先導してきましたが、ここ最近ではLiveLikeやIntel(VOKE)あたりの動きが大きく、やや話題性としては他社に先行されている感がありました。
そんな中で、NextVRのEXECUTIVE CHAIRMANであるBrad Allen氏がインタビューに答え、NextVRの視聴体験がさらに進化する3つのポイントを話しています。
NextVRの視聴体験がさらに進化する3つのポイント
ソーシャル機能の拡充
LiveLikeとFOXスポーツが共同で提供している「FOX SPORTS VR」でもソーシャル機能の拡充が発表されましたが、NextVRも当然注力していくとのこと。
NextVRはスポーツ以外にも音楽などのライブイベントのVR配信も行っていますし、様々なシーンでテストしより多くのユーザーとマルチビューイングできるような動きをとっていくかもしれませんね。
ヘッドマウントディスプレイの進化
これはNextVRそのものというより、VR業界全体の動きです。
VR普及の問題の1つはヘッドマウントディスプレイ(HMD)の普及の難しさがあげらえれますし、HMDを持ったとしても装着して長時間スポーツ観戦するのは疲れますよね。
HMD軽量化(かつスタンドアローン)の動きが活発で、VR全体の普及が進めば、おのずとスポーツのVR観戦も普及します。
VRによるスポーツ観戦における問題点としてVR観戦の不慣れさやVR酔いがあげられますが、NextVRは平均視聴時間が7〜8分から45分にと大幅に増加しています。
早くから様々なスポーツをVR配信することで得られたデータやノウハウで、現時点のHMDにおいてもユーザーが心地よくVRでスポーツを観られるようしっかりと改善されており、軽量化されたHMDが普及してく中でさらに視聴時間は増加するのではないでしょうか。
高い映像品質
NBAの配信では特にゴールしたに設置したカメラからの配信が人気だったとのこと。NextVRの解像度は高いとのことで、上述した視聴時間の長さにも影響する要素です。
リッチさでいうと映像品質ではインテルが先んじている感もありますが、中継時の視聴体験という点ではNextVRが先行していそうですね。
最後に
記事の最後でAllen氏は、これらの進化は10年先5年先の話でなく2年以内に起こりうるだろうと話していて、LiveLikeやインテルと各社ともそうですが、2020年の東京オリンピックをひとつのターニングポイントとしている感がありますね。(ビッグイベントなんで当然ですが)
早め早めから開催地である東京にもスポーツVRの最先端が集まってきそうですね。
それでは。